新生活の準備でいちばん予算が膨らむのが家電です。
そして膨らむ理由は、たいてい全部を同時にそろえようとすることにあります。
家電は「初日から必要なもの」「1か月以内にあればいいもの」「あとでいいもの」に分かれます。
この3段階に分けるだけで、最初に出ていく金額はかなり下がりますよ。
この記事では、買う順番の決め方・買う前に必ず測る場所・費用を下げる方法をまとめます。
優先順位は3段階に分ける
A:入居して数日で必要
| 家電 | 理由 |
|---|---|
| 照明器具 | 付いていない部屋がある。暗いと何もできません |
| 冷蔵庫 | 代替手段が乏しく、毎日の食費に直結します |
| 洗濯機 | コインランドリーで数日はしのげますが、続けると時間と費用がかさみます |
| 電子レンジ | 自炊しない人ほど重要度が上がります |
B:1か月以内にあれば困らない
炊飯器、掃除機、ドライヤー、電気ケトル、テレビ
C:あとで買えばいい
トースター、アイロン、空気清浄機、コーヒーメーカー、ロボット掃除機、ホットプレート
Cの家電は、住み始めてから「やっぱり要る」と感じたときに買えば十分です。
事前に想像で買ったものほど使わずに終わります。
なぜこの順番なのか
判断に使っているのは次の3つです。
1. ないと生活が止まるかどうか
照明と冷蔵庫はここに当たります。特に照明は、代わりがありません。
2. 代替手段があるかどうか
| 家電 | 代わりになるもの | しのげる期間 |
|---|---|---|
| 洗濯機 | コインランドリー | 数週間(費用と時間はかかる) |
| 掃除機 | フロアワイパー、粘着ローラー | かなり長く |
| 炊飯器 | 電子レンジ調理、パックご飯 | 長く |
| トースター | 魚焼きグリル、フライパン | 長く |
| 電気ケトル | 鍋 | 長く |
代替手段があるものは、後回しにしても生活が破綻しません。
3. 部屋のサイズと搬入経路に縛られるかどうか
冷蔵庫と洗濯機は、置ける場所と運び込める経路が先に決まっています。
採寸せずに買うと、届いてから入らない!ということになりかねません。
この2つだけは部屋が決まってから選んでください。
買う前に必ず測る3か所
冷蔵庫
- 設置スペースの幅・奥行き・高さ(上に吊り戸棚がある場合はその下まで)
- 放熱のために左右と背面に数cmの余裕が要ります
- 搬入経路:玄関ドアの幅、廊下の幅、曲がり角、階段の幅
洗濯機
- 防水パンの内寸(外寸ではありません)
- 蛇口の高さ(ドラム式や縦型の大型は蛇口に当たることがあります)
- 排水口の位置
電子レンジ
- 設置する台の奥行き
- 上部と背面の空き(機種によって必要な寸法が違います)
内見のときに測っていない場合は再訪させてもらうか、管理会社に図面の寸法を確認してください。
一人暮らし向けのサイズの目安
| 家電 | 目安 | 選び方 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫 | 100〜150L | ほとんど自炊しないなら100L前後。作り置きや冷凍食品を使うなら150L以上 |
| 洗濯機 | 5〜6kg | 週2回まわすなら5kgで足ります。まとめ洗い派は6kg以上 |
| 電子レンジ | 単機能/オーブンレンジ | 温めるだけなら単機能で十分。設置スペースも小さく済みます |
| 炊飯器 | 3合 | 5.5合は一人暮らしには大きいことが多い |
「大は小を兼ねる」で選ぶと、置き場所と電気代の両方で負担が増えます。
部屋の広さに対して大きすぎる家電は、生活動線も圧迫します。
費用を抑える4つの方法
1. 型落ちモデルを選ぶ
新モデルが出ると前年モデルの価格が下がります。
一人暮らし向けの基本的な家電では、年度が変わっても機能の差はわずかなことが多いです。
2. 家電セットを使う
冷蔵庫・洗濯機・電子レンジをまとめたセット商品があります。
単品で買うより総額が下がることが多く、配送も一度で済みます。
ただし、個々のサイズが自分の部屋に合うかは必ず確認してください。
セットだから大丈夫ということはありません。
3. 中古・リサイクルショップ
初期費用は最も抑えられます。
注意点は、保証の有無と、配送・設置に対応しているかです。
冷蔵庫と洗濯機は自力での運搬が難しいので、配送費を含めて比較してください。
4. レンタルを使う
短期間しか住まないことが決まっている場合や、進学・単身赴任で数年後に引き払う予定がある場合は、買うよりレンタルのほうが総額が安くなることがあります。
買うかレンタルか、簡単な判断
| 状況 | 向いている選択 |
|---|---|
| 4年以上住む予定 | 買う |
| 2年以内に引き払う可能性が高い | レンタルを検討する価値あり |
| 引っ越し先が未定、転勤の可能性がある | レンタル |
| 中古に抵抗がない | 中古購入 |
目安として、住む期間が短いほどレンタルが有利になります。
処分費用や引っ越し時の運搬費まで含めて比較すると、判断が変わることがあります。
新生活シーズンに買うときの注意
1〜3月は家電も配送も混み合います。
- 人気モデルは品薄になります。 第2候補まで決めておくと動きやすくなります
- 配送日は入居日以降を指定してください。 前日に届いても受け取れません
- 洗濯機の設置工事の要否を確認(追加費用がかかることがあります)
- 古い家電を処分する場合はリサイクル料金が別途かかります
まとめ:買う順番チェックリスト
- 照明器具(部屋の数だけ)
- 冷蔵庫(採寸してから)
- 洗濯機(防水パンの内寸を確認してから)
- 電子レンジ
- 炊飯器・掃除機・ドライヤー・ケトル(1か月以内)
- それ以外は、必要になってから
まず1〜4だけそろえて生活を始めてください。
足りないと感じたものを買い足していくほうが、無駄が出ません。











