秋までは元気だった観葉植物が、冬になった途端に葉を落としたり、元気がなくなったりして焦った経験はありませんか?
冬に観葉植物が弱ってしまうのは、決して育て方が下手だからではありません。
夏と同じ感覚でお世話を続けてしまうことが原因であるケースがほとんどです。
この記事では、冬に観葉植物が枯れる主な原因を一つずつ整理しながら、今日からすぐに実践できる対策をまとめました。
なぜ冬になると観葉植物が枯れやすくなる?
観葉植物の多くは熱帯・亜熱帯原産で、気温が下がると成長のスピードが大きく落ちます。
ところが人間側は「水をあげなきゃ」「日に当てなきゃ」と夏と同じペースでお世話を続けてしまいがちです。
この「植物のペース」と「人のお世話のペース」のズレこそが、冬に観葉植物を弱らせる一番の原因です。
原因は大きく分けて次の5つです。順番に見ていきましょう。
原因1:水のやりすぎによる根腐れ
冬は植物の活動量が下がるため、根が水を吸い上げる力も弱くなります。
それにもかかわらず夏と同じ頻度で水やりを続けると、土の中が常に湿った状態になり、根が呼吸できずに根腐れを起こしてしまいます。
冬に観葉植物が枯れる原因として、実はこの水のやりすぎが最も多いといわれています。
対策方法
土の表面が乾いてから、さらに2〜3日待ってから水を与えるくらいでちょうどよいペースです。
鉢の受け皿にしみ出た水は、根腐れの原因になるので必ず捨てましょう。
「最近元気がないから」と水を増やすのは逆効果になりやすいので注意してください。
原因2:空気の乾燥
冬は空気が乾燥するうえ、暖房を使う家庭も多く、室内の湿度はさらに下がります。
葉から水分が奪われることで、葉先が茶色くパリパリになったり、ハダニなどの害虫が発生しやすくなったりします。
対策方法
霧吹きで葉に水をかける「葉水(はみず)」を1日1回程度行うと、乾燥対策と害虫予防を同時にできます。
加湿器を使っている部屋に置くのも効果的です。
原因3:寒さ・置き場所の温度
観葉植物の多くは、室温が10℃を下回ると急に元気がなくなります。
玄関や窓際、廊下など、家の中でも特に冷え込みやすい場所に置いていると、他の場所より早く弱ってしまいます。
対策方法
リビングなど、家の中で比較的暖かく温度が安定した場所に移動させましょう。
どうしても窓際に置く場合は、夜間だけ植物を窓から少し離す、またはカーテンを閉めて冷気を遮るだけでも効果があります。
原因4:暖房の風・窓際の冷え込み
見落とされがちですが、エアコンやヒーターの温風が直接当たる場所も要注意です。
乾いた温風に葉がさらされ続けると、水分を奪われて傷んでしまいます。
逆に、窓のすぐそばは夜間に外の冷気で急激に冷え込む「放射冷却」が起きやすく、昼間は暖かくても夜だけ植物にとって厳しい環境になっていることがあります。
対策方法
エアコンの風向きを調整するか、風が直接当たらない位置に植物をずらします。
窓際に置いている場合は、夜だけでも窓から離す、またはカーテンを閉めておくと寒暖差を和らげられます。
原因5:日照不足・日の当てすぎ
冬は日照時間が短くなるうえ、太陽の角度も低くなるため、夏と同じ場所に置いていても実は日照不足になっていることがあります。
一方で、レースカーテン越しなら平気だった日差しが、冬の弱い光でも窓の結露や霜と合わさって葉焼けを起こすケースもあります。
対策方法
日陰でも育つ性質の植物であれば無理に動かす必要はありませんが、天気の良い日はカーテン越しに数時間だけ日光浴をさせてあげると、冬の間も元気を保ちやすくなります。
まとめ:冬の観葉植物お手入れチェックリスト
最後に、この記事で紹介した対策をチェックリストにまとめました。
当てはまる項目が少ない場合は注意してくださいね。
- 水やりの頻度を夏より減らし、土が乾いてから2〜3日待っているか
- 鉢の受け皿に水を溜めっぱなしにしていないか
- 1日1回程度、葉水で乾燥対策をしているか
- 室温が10℃を下回る場所に置いていないか
- エアコン・ヒーターの風が直接当たらない位置に置いているか
- 窓際に置いている場合、夜だけでも冷気対策をしているか
- 天気の良い日はカーテン越しに日光浴をさせているか
よくある質問
葉が黄色くなって落ちてきました。もう手遅れでしょうか?
下の方の葉が数枚黄色くなって落ちる程度であれば、冬場の自然な代謝によるものであることも多く、慌てる必要はありません。
ただし短期間で多くの葉が一斉に落ちる場合は、水のやりすぎによる根腐れのサインであることが多いので、水やりの頻度を見直してみてください。
冬の間は肥料をあげたほうがいいですか?
多くの観葉植物は冬の間ほとんど成長しないため、肥料は控えめにするか、休ませてあげるのが基本です。
無理に肥料を与えると、逆に根に負担をかけてしまうことがあります。