引っ越してすぐ困るのがネット環境です。
光回線を申し込んでも、開通工事まで数週間から1か月以上かかることがあります。
その間、スマホのデータ通信だけで過ごすのは現実的ではありません。
工事を待たずにネットを使う方法は3つあります。
それぞれ向き不向きがはっきり分かれるので、自分の使い方に合うものを選んでください。
工事なしで使える3つの方法
| 方法 | 使えるまで | 持ち運び | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| ホームルーター(置くだけWi-Fi) | 端末が届けばすぐ | ×(自宅用) | 自宅でしっかり使う、在宅ワーク |
| モバイルルーター(ポケットWi-Fi) | 端末が届けばすぐ | ○ | 外出先でも使う |
| スマホのテザリング | 今すぐ | ○ | 数日〜2週間程度のつなぎ |
どれも回線工事が不要なので、大家さんや管理会社の許可も要りません。
賃貸では一番手間がかからない選択肢です。
それぞれの向き不向き
ホームルーター:自宅がメインなら第一候補
コンセントに挿すだけで使えます。
モバイルルーターより本体が大きいぶん性能に余裕があり、複数の機器を同時につないでも安定しやすいのが利点です。
オンライン会議や在宅ワークで使うなら、有線LANポートがある機種を選んでください。
Wi-Fiより安定します。
モバイルルーター:外でも使うなら
カバンに入れて持ち運べます。
ただし本体が小さいぶんバッテリーの管理が必要で、自宅での安定性はホームルーターに劣る傾向があります。
テザリング:短期のつなぎ限定
追加の契約も端末も不要で、今すぐ使えるのが最大の利点です。
一方で、スマホのデータ容量を消費し、バッテリーの減りも早くなります。
数日から2週間程度のつなぎと考えてください。
ホームルーターを選ぶ5つのポイント
1. 提供エリアを住所で確認する
まず最初にやることです。
同じ市内でも、住所によって利用可否や電波状況が変わります。
各社の公式サイトに住所で判定できるページがあるので、申し込み前に必ず確認してください。
2. 速度は設置場所で変わる
ホームルーターは電波を受信して通信します。
同じ部屋でも、窓際に置くか部屋の奥に置くかで実測値が変わります。
建物の構造や階数の影響も受けます。
3. データ量の考え方
多くのサービスがデータ量の上限を設けていませんが、短期間に大量の通信をした場合に速度が制限されることがあると案内されているものが一般的です。
動画を長時間見る、大きなファイルを頻繁にやり取りするといった使い方をするなら、各社の条件を読んでから決めてください。
4. 契約期間と解約金
光回線が開通するまでのつなぎとして使うなら、ここが最重要です。
契約期間の縛りがあるサービスを数か月で解約すると、費用がかさみます。
つなぎで使う前提なら、期間の縛りがないプランを優先してください。
5. 端末は購入かレンタルか
購入だと解約後も端末が手元に残り、レンタルだと返却が必要です。
短期利用ならレンタルのほうが総額を抑えやすくなります。
光回線とどちらを選ぶか
| 光回線 | ホームルーター | |
|---|---|---|
| 使えるまで | 工事が必要(数週間〜) | 端末が届けばすぐ |
| 工事 | 必要(許可が要る場合も) | 不要 |
| 速度の安定性 | 高い | 設置場所と時間帯に左右される |
| 引っ越し時 | 撤去・再工事 | そのまま持っていける |
| 向いている人 | オンラインゲーム、大容量のアップロードが多い人 | 動画視聴、Web会議、一般的な用途 |
オンラインゲームや配信をしないなら、ホームルーターだけで完結させる選択もあります。
光回線を引かなければ工事も撤去も不要で、次の引っ越しでもそのまま使えます。
賃貸ならではの利点と注意
利点
- 工事がないので、大家さんや管理会社への確認が不要
- 壁に穴を開けない
- 退去時に撤去工事がいらない
- 次の物件にそのまま持っていける
注意
「インターネット無料」の物件でも、建物内で回線を共有しているため時間帯によって速度が落ちることがあります。
備え付けの回線で足りるかどうかは、住んでみないと分からない部分です。
物件を選ぶ段階なら内見時に確認しておくと判断材料になります。
申し込みから使えるまで
- 提供エリアを住所で確認(公式サイトの判定ページ)
- 申し込み(本人確認書類が必要)
- 端末が届く(最短で翌日〜数日)
- コンセントに挿して電源を入れる(SIMは挿入済みのことが多い)
- スマホやPCをWi-Fiに接続
手順4と5だけなので、届いた日から使えます。
設定に不安がある人でも、本体に記載されたSSIDとパスワードを入力するだけで完了します。
速度が出ないときに試すこと
契約してから「思ったより遅い」と感じた場合、設置環境で改善することがあります。
- 窓際に移動する(電波を受信しやすい)
- 床に直置きせず、高い位置に置く
- 2.4GHzと5GHzを使い分ける(近くで使うなら5GHz、離れた部屋なら2.4GHz)
- 有線LANでつなぐ(対応機種の場合)
- 時間帯を変えて計測する(夜間は混雑しやすい)
置き場所を変えるだけで改善するケースは珍しくないので、契約直後に諦めず試してみてください。
まとめ
- 自宅中心ならホームルーター、外でも使うならモバイルルーター、数日のつなぎならテザリング
- 申し込み前に住所で提供エリアを確認する
- つなぎで使うなら契約期間の縛りを最優先で見る
- 速度は設置場所で変わるので、まず置き場所を工夫する
工事を待つ必要がないぶん、引っ越し当日からネットのある生活を始められますよ。











