料理をしていて「あと少しバジルがあれば…」と思うこと、ありませんか?
キッチンの窓辺でハーブを育てておけば、必要なときに必要な分だけ摘んで使えます。
買ってきた一束を使いきれずに傷ませてしまう、ということもなくなります。
とはいえ、室内での栽培は屋外と条件が違うので、選ぶ品種を間違えると育ちません。
この記事では、キッチンで育てやすいハーブと失敗しないための基本を紹介します。
キッチンで育てやすいハーブ5種類
バジル

イタリア料理でおなじみのバジルは、日当たりのよい窓辺なら室内でも育ちます。
成長が早く収穫量も多いので、育てている実感を得やすい品種です。
摘みたてを刻んでパスタやサラダに乗せるだけで、香りがまったく違います。
ミント

丈夫さでは随一の品種です。
多少雑に扱っても枯れにくく、初心者が最初に育てるハーブとして向いています。
ハーブティーやデザート、炭酸水に浮かべるなど使い道も幅広いです。
ただし繁殖力が非常に強いので、他のハーブとの寄せ植えは避けて単独の鉢で育ててください。
パセリ

切っても次々と新しい葉が出てくるため、長く収穫を楽しめます。
育てる場所をあまり選ばず、料理の彩りにも使いやすい品種です。
タイム

コンパクトに育ち、乾燥に強いので水やりの頻度が少なくて済みます。
「つい水やりを忘れる」というタイプの人に向いています。
ローズマリー

こちらも乾燥に強く、水やりの手間が少ない品種です。
肉料理の香りづけに使えます。
ただし他の4種より日光を好むので、南向きの明るい窓辺が確保できる場合に選ぶとよいでしょう。
キッチンで育てるときの3つの条件
1. 日当たり
ハーブの多くは日光を好みます。
キッチンの窓辺があれば理想的ですが、夏の直射日光は葉が焼ける原因になるので、レースカーテン越しの光に調整してください。
窓がない、あるいは北向きで暗い場合は、日中だけリビングの窓際に移動させるだけでも違います。
2. コンロと暖房の熱
キッチンならではの注意点です。
コンロのすぐ横や、暖房・エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。
急激な温度変化と乾燥で、葉が傷んでしまいます。
シンクの近くやカウンターの端など、熱源から少し離した位置がおすすめです。
3. 風通し
室内は風がこもりやすく、湿気がたまると株が蒸れて弱ります。
ときどき窓を開けて空気を入れ替える、鉢と鉢の間隔を空ける、といった工夫をしておくと病気や害虫を防げます。
水やりの基本
基本は「土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷり与える」です。
少量をこまめに与えるより、乾いたタイミングでしっかり与えるほうが根が丈夫に育ちます。
ただし、ローズマリーやタイムのような乾燥を好む品種は、やや控えめが正解です。
同じ頻度で全部に水をやると、これらだけ根腐れを起こすことがあるので、鉢ごとに土の状態を確認する習慣をつけてください。
収穫のコツは「上から摘む」
ハーブは収穫の仕方で、その後の育ち方が変わります。
バジルやミントは、茎の先端を摘む(摘心する)と、そこから脇芽が伸びて枝数が増え、結果的に収穫量が増えていきます。
逆に、下の葉ばかりを取って先端を伸ばし続けると、ひょろひょろと縦に伸びて葉が少ない株になってしまいます。
「使う分だけ先端から摘む」のが、育てながら長く楽しむコツです。
虫が出たときは
室内でもアブラムシやハダニがつくことがあります。
数が少ないうちに気づけば、水で洗い流したり、粘着テープで取り除いたりするだけで対処できます。
葉の裏側は見落としやすいので、水やりのついでにときどきチェックしてみてください。
食用にする以上、薬剤の使用は最小限にしたいところです。
まとめ
キッチンでのハーブ栽培は、バジル・ミント・パセリ・タイム・ローズマリーあたりから始めると失敗しにくいです。
日当たりを確保し、コンロと暖房の熱を避け、乾いたらたっぷり水をやる。
この3つを押さえれば、摘みたてのハーブが使える暮らしはすぐに始められます。
まずは1鉢、育てやすいミントかバジルから試してみてください。
よくある質問
種から育てるのと苗を買うのは、どちらがいいですか?
初めてなら苗からがおすすめです。発芽までの管理が不要なぶん失敗しにくく、購入してすぐに収穫できる場合もあります。
種は安価で量が多いので、慣れてきてから挑戦すると楽しめます。
水耕栽培でも育てられますか?
ミントやバジルは水耕栽培でも育てやすい品種です。
土を使わないので虫がつきにくく、キッチンに置く場合は衛生面でも扱いやすい方法です。